最近思う事を

2月15日、突然、Hi-StandardのDr恒岡彰氏の訃報が飛び込んできた。

あまりの衝撃に思わず大声を出した。

 

Hi-Standard(以下ハイスタ は自分にとって音楽家を目指すきっかけにもなった、そして学生の時にあほ程聴いた青春のバンド。

 

買ったばかりのエレキギターで起きてる時間はずっと、学校にいる間でもギターも持っていき、

コピーしてあれこれ友人をあーだこーだ言いながらハイスタかっけー!ってぎゃーすか追いかけてたバンド。

 

それから時間が立って新しいバンドだったりジャンルの違う音楽に触れ、当時に比べるとハイスタとは離れつつも、実家の様に帰ってくる場所として、たまに聴いては昔を思い出したり、聞き始めた当初感じたカッコよさを改め感じていたり。あっという間な数年間を経て

 

そんな中の訃報。

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なんとなく、なんとなくねハイスタのメンバー3人は一生ずっとバンドやってるんじゃないか。

誰かが抜けたり、死んだり。そんな流れの中にはいない唯一無二な存在になってた気がして、そんな想像もしないし、なくなるものではないと思ってた。

 

エゴサしてた時にどっかの誰かが呟いた、

「もう3人が揃う事は二度とないのか・・・。」

そんな当たり前の呟きがひどく自分に重く刺さった。

 

そこからというもの、死とか無くなるとかが妙にリアルに身近なものに感じるようになった。

 

ここ近年感じる、自分にも確実に迫っている現実。

ぼんやりとしていたものが、ようやく形になって捉えられたみたいな感覚。

 

あぁ、自分が見てきた大人はこういう事を感じて生きているんだな。

なんとなく大人っていう自覚を得てきている気がする。

 

だから人生を、今生きてる時間を大事にしていこう!そんな事を

言いたいわけじゃない、もちろん大事だけども。

 

自分を取り巻く、時間や人、景色や温度。色や空気。

 

それをなんとなく今までよりも少しだけもっと感じたいと思った。

 

そしたらなんとなく、今の景色よりは違うものが見れるんじゃないか、

自分ってもんがもっと具体的になるんじゃないか。

そう思った。自分でもどこに向かってるかわからんけど。

 

今ハイスタのAirjam2011のライブを見ながら、記事を書いています。

 

映像の中の恒さんはすっごい笑顔で、ほかの二人もすごい笑顔で音を奏でている。

 

それを見ていると昔感じたかっけー!っていう純粋な気持ちと、

少しだけ胸が締め付けられて、泣きたくなるような、

 

この感情はなんていう名前なのか、今はまだ、わからない。